去年あたりからか首都圏から全国へ話題が広がった蘭州ラーメン。神保町に2017年オープンした馬子禄( マーズルー) 牛肉面。一体どんなラーメンなのか潜入しました。
そもそも蘭州ラーメンとは
中国の内陸部、蘭州市などの甘粛省(かんしゅくしょう)で人気の麺料理です。特徴は以下の通りです。
- 中国が本場で、決して新しい麺料理という訳ではない
- 牛肉や薬膳スパイスなどの出汁であっさりしたスープ
- スープに辛い油をかける
- 麺は手打ちで伸ばした麺を注文してから手打ち、太さは様々でざっくばらんに使用する場合もある。柔らか食感。
- 香菜(所謂パクチー)や大根や牛肉が具。国際的にハラール対応です。
- 2017年頃、中国でポピュラーな馬子禄牛肉面が神保町にオープンしたのを皮きりに、蘭州ラーメン専門店が急増しブームに。
馬子禄 牛肉面の神保町店に来てみた
元々は中国にある牛肉面(麺)の人気チェーンらしいが、店主が日本で店を開く事を希望し何度も足を運び、許しを得て修行されたそうです。そしてついに古本の街神保町に店をオープン。食文化は昔もこうして伝わったのかな。人類の歴史を感じます。
平日13時頃入店。行列なしですぐ着席できました。但しそれなりに混んでほぼ満席状態です。入店するやいなや、いきなりレジのスタッフから注文を聴かれその場で先会計となります。
メニューは清く牛肉面のみが基本
- 蘭州牛肉麺¥880
- パクチー増し¥120
- 麺選択 無料(細麺・平麺・三角麺) 私は初めてでしたので細麺にしました。
- 麺・・・注文後にお店の奥で手打ちされます。またそれをガラス越しに眺めることができます。柔らか食感で所謂ラーメンとは食感が違う。細麺選択でしたが、色々な太さが混じっています。
- 具・・・ねぎ、パクチー(別皿増量)、大根、牛肉
- 汁・・・牛肉や薬膳スパイスでとられたアッサリ透き通るスープは嫌みの無いコクを感じます。油にはラー油を使用(今回は無料増量にした)。スープ自体どことなく、シンガポールのバクテーのスープに似てるような気がしました。薬膳スパイスを使用してるらしいから当たり前ですが…日本的には新しいジャンルの辛いラーメンです。
最後に
麺が命の辛い薬膳ラーメン的。東南アジア系料理に慣れてる方なら、どストライクだと思います。札幌にこの域のお店出来て欲しいけどラーメン違うこの麺の麺職人集めるの大変そうでしょうねこの形態は。でもどこかの中華料理店でひっそり提供してそうな。